実際に一度妊娠、出産をするまでは、初めてのことばかりで緊張しますよね。
病院で看護師さんやお医者さんから詳しく説明をしてもらえると安心できるのですが、荻窪の衛生病院は大人気病院のためいつも先生は忙しそうにしています。
大事なことは頑張って聞くようにしていましたが、普段あまり遠慮しないうさぎママでもなかなか先生たちの足を止めてまで質問するのは気がひけました。
今日は衛生病院で出産を決めたら、出産までどんなスケジュールなのかご紹介していきます。
衛生病院は曜日と時間で先生のいるスケジュールが決まっています。同じ先生に診てもらいたい場合はいつも同じような日程で予約をした方がいいですね。
私は始めに何人かの先生を試してみて、良さそうな先生の日に予約するようにしました。
ちなみに結構混んでいて、朝一を逃すと1時間くらい待つことはざらでした。
衛生病院、外来受診のスケジュール 初診3ヶ月10週ごろ
衛生病院の産科の初診は妊娠3ヶ月10週ごろから始まります。
来院したら診察券を出した後待合室で体重血圧を測って待ちます。
初診では内診を行い、子宮の入り口が充血して柔らかくなっていること、子宮が大きく柔らかくなっていることを調べます。
この日にする検査は、
- クラミジア抗原検査
- 子宮がん検査
- 超音波検査
- Nugent score(細菌性膣症)
- むくみ
また出産予定日もほぼこの日に決まります。
私は初めに行った新中野女性クリニックで子宮がん検査をすでにやっていたのですが、なんとなく取りに行くのがめんどくさくて放っておいたんですね。
先生から、この時期に癌になったら進行がとても早いから、検査をやりなおすかすぐに結果を取りに行くかしてくださいと言われ少し怖くなったのをよく覚えています。
結局もう一度お金を出して(たしか5千円くらい)その場で再検査することにしました。遠いし、またいやな気分を味わいたくなかったです。
この日の医療費は44,445円。補助で9,680円分割引があって、自分で支払った金額は34,765円でした。結構高額ですよね。。
とにかく妊娠中はお金のことは気にしないようにしていましたが、どのくらいかかるか気になる方も多いと思うので確認できる範囲でお伝えしていきます!
4か月定期検診、出生前検査でダウン症チェック(クアトロテスト)
初診の検査結果を渡されます。
また希望者のみになりますが、クアトロテスト(母体血清マーカーテスト)で出生前検査をすることができます。
このテストは、確定診断ではなく、ダウン症などの可能性が低いか高いかを1000分のいくつか計測して教えてもらえるものになります。
数値が高ければ、詳しい検査「羊水染色体検査」などを受けて確定させることができます。
私はマーカーテストは受けました。
結果はそれほど数値が高いわけではなかったので、染色体検査まではしませんでした。
これって本当に人それぞれの考え方なので、とても難しいですよね。
どうしてもダウン症の子供は産みたくないという人もいらっしゃるかと思います。
私も妊娠する前はそんな風に考えていました。
でも実際に妊娠してみると、仮に数値が高かったとして、私は中絶できるのだろうかと初めて真剣に考えました。
検査結果の出る日は本当に緊張しました。
染色体検査でわかる主な染色体異常は以下のとおりです。
- ダウン症(21トリソミー)
- エドワーズ症候群(18トリソミー)
- パトー症候群(13トリソミー)
- ターナー症候群
- クラインフェルター症候群
染色体検査は、羊水穿刺(せんし)といって、妊婦さんのおへその下あたりに細い針を刺し、約20mlの羊水を採取します。
針を刺している時間は20秒ほどですが、針を刺したことによって流産するリスクも0.数パーセントあると言われています。
私はマーカーテストの結果が悪くなかったことと、この0.数パーセントのリスクをどうしても許容できず、ここで検査をストップしました。
「新型出生前診断(NIPT)」などリスクが低く性能の高い検査もあるようですので、自分が納得いくまで調べたり検討されると良いかと思います。
費用もそれぞれかなり高額です。
- クアトロ検査は16,000円
- 羊水検査は8万円程度
- 新型出生前診断は20万円程度(衛生病院で対応可能かは不明)
もし私が次に妊娠したら、またこの検査をするだろうかと自分に問いかけましたが今の時点で答えは出ませんでした。
エコーでおなかの中をみることができますが、まだ小さくてなんだか鳥の様な形をしているなぁと不思議な気持ちでした。
5か月定期検診
血液検査と、クアトロテストの結果を説明してくれます。
数値が高い場合は、次の検査をするかどうかの判断もあるため、先に電話で教えてくれるようでした。
問題がないと次の検査まで何も連絡がないので少し心配になるかもしれませんが、気楽に構えましょう!
この日は尿検査±で注意を受けたので、食事の塩分を気を付けなければいけませんでした。そんなに変なものは食べてなかったのですが体質でしょうか。
この日は超音波の詳しい検査があります。支払った金額は5,970円です。夫が当時時間の融通が利く職場だったので、この日までは毎回付き添ってくれました。
6か月定期検診
胎動も感じ、エコーでも随分と大きく育っていて実感がわいてきます。
前回の血液検査の結果や、性別もわかってくるころ。
我が家は生まれるまで性別を聞かない予定だったので、エコーは顔など上半身を中心に見せてもらいました。
心臓がきちんと4つにわかれていて、元気ですよと言われるととても安心しました。
支払金額は4,370円
7か月定期検診
ここから検診は2週間に一度になります。
- 50gグルコールチャレンジテスト
- 胎盤位置の確認
を受けます。
グルコールチャレンジテストと言うのは、「妊娠糖尿病検査」のこと。
そのため到着後すぐサイダーを飲んでくださいと言われました。
ちょうど1時間後に血液検査をすることで、確認できるそう。そのため待ち時間も長めです。
支払金額は5,975円
8か月定期検診
29週頃から「胎動表」をつけます。
「胎動表」の付け方は保健指導があるので、この日も待ち時間長め。
1日1回。胎動を10回感じるのにどれくらいの時間がかかるのか計って表につけるというものです。
60分以上かかる場合や、いつもと違う胎動の時は、必ず病院に連絡をくださいとのこと。
心配性の人がカウントの仕方についてたくさん質問してくるそうですが、私はよく胎動を感じていたのでこの「胎動表」結構サボってしまいました・・・。
支払金額は4,615円
9か月定期検診
32~34週は2週間に一度、35週では次の検診は1週間後となりいよいよという感じですね。
以下の検査があります。
- クラミジア抗原検査
- GBS検査
ここまでくると毎回エコーが本当に楽しみです。たしか逆子がなおったのもこの頃だったかな??
10か月定期検診
検診は1週間ごと
最後の検査もちょっと増えます
- 内診
- 血液検査
- おりもの検査
- 赤ちゃんの心拍をはかる検査
- 超音波検査
出産費用
約81万円(大部屋)個室の場合は+15万程度
かなり高額ですが、痛みが本当に少なかったので満足しています!
その他スクリーニング検査
定期健診の6ヵ月から7か月の間に、ぴよこが水頭症の疑いがあり、広尾のクリニックでスクリーニング(4Dエコーを使った精密検査)を受けました。
結果的に経過観察になり、何も問題がなかったのですが、紹介状を書いてもらってから検査結果が出るまでの10日間は妊娠期間中一番つらかったです。
得意のネット検索をしては、ネガティブな想像を繰り返しよく泣きました。
妊娠中は先生にやんわりと注意されながらも15キロ体重が増加したり、何度か尿検査でひっかかったり、色んなことがあって本当に妊婦って大変だったなぁと思います。
「生まれてきた後の方が100倍大変だよ~」というのはよく聞く話ですが、私の場合は妊婦時代が一番大変でしたね。
妊婦さんって
身体とこころが大きく変化していく
誰にも代わってもらえない(食べるものや病気も全て自分次第で子供に影響を与えてしまう)
子育てはもちろん大変ですが、ひとたび生まれてくれば、夫や家族にサポートしてもらったり、
ベビーシッターやファミサポとか何だってやりようがあると思うんですよね。
でも妊娠中は私がぴよこを守らないと誰にも何もできないんだなぁっていう気持ちが結構強くありました。
妊娠中は本当にコンビニ、ファーストフード、ジャンクフードほとんど口にしていなかったと思います。
出産から1年経って、いまだに体重は7キロ増のままですが(笑)、妊娠出産という素晴らしい体験ができてとてもよかったです。
不安や悩みはつきないかと思いますが、できるだけ心健やかにお産をむかえてくださいね!
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