日本での無痛分娩についての記事はかなり読みつくしてきたので最近はもっぱら外国の記事を読むようになりました。
今日は無痛分娩大国アメリカ。無痛分娩に対してどのような考え方をしているのかご紹介していきたいと思います。
アメリカ人にとっても自然分娩か無痛分娩かは大きな決断である
アメリカに住む3分の2以上の女性が硬膜外麻酔を使用した痛みのない(少ない)出産を選択しますが、アメリカ人にとってももちろん大きな決断になることは間違いありません。
アメリカ人女性も、日本の女性と同じくデメリットデメリットを比較し、合理的に判断しているんですよね。
多すぎるのも少なすぎるのもやはり不自然な気がします。日本の無痛分娩選択はまだ3%くらいらしいですからね( ゚Д゚)
アメリカ人の考える無痛分娩のメリットデメリット
硬膜外麻酔を使用するうえで、アメリカ人が考えるメリットとデメリットを紹介します。
無痛分娩のメリット
- 出産中に休息をとることができる
- 帝王切開が必要になった場合、痛みを軽減する効果がある
- 痛みを大きく軽減できる
無痛分娩のデメリット
- 母体の血圧の急激な低下
- 出産が途中で中断したり時間が長くなる可能性がある
- 胎児の心拍数の変動
自然分娩のメリット
- 歩いたり、姿勢を変えることができる
- 自分自身の子宮の収縮によって出産するため、出産のスピードアップが可能
- 無痛と比べて回復時間が早い
アメリカでは大多数の女性が無痛分娩を選択しています。しかしながらその多くの女性は本当は自然な出産をしたいのだそう。
自然に生めるものなら生みたいけど、死ぬような痛みを我慢してまで体験したいものではないという割り切った考え方みたいですね。
自然分娩のデメリット
- 呼吸法やポジションを変えても痛みに対して最小限しか緩和されない
- 出産中の疲労が増える
- 出血が増加する可能性が高い
日本と同じく、両方の選択肢について肯定的な側面と否定的な側面がありますが、念頭に置くべき重要な考え方は、
母親と赤ちゃんのふたりが出生に大きく関わっているということです。
一番大切なことは、あなたとあなたの子供の両方を安全に手に入れること!
あなたの出産計画がどのようになっても、出産や出産計画が途中で変わる可能性について準備しておきましょう!
アメリカで出産時の入院日数は2日~3日が主流
アメリカといえば退院までの期間が短いことでも知られています。
その期間は通常分娩で1泊2日から2泊3日、帝王切開でも3泊4日ほどです。
あと一番びっくりしたのは、生まれて間もなくガンガンサプリを与えるように指示があること。
日本の常識では考えられませんが、海外のスタンダードを調べてみるのもなかなかおもしろい。今後も外国の出産について色々紹介していきます!
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